藍 画 廊

長坂真帆
NAGASAKA Maho


長坂真帆展の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。




入口横の壁面です。

以上の4点が展示室の展示で、その他小展示室に15点、事務室壁面に1点の小品展示があります。
展示室の作品はすべてキャンバスにアクリル絵具を使用しています。
作品の詳細をご覧下さい。

 



左壁面の作品です。
タイトル「01 」で、サイズ97.0×260.6cmです。



正面壁面の作品です。
「02 」で97.0×145.5cmです。



右壁面の作品です。
「03」で91.0×233.4cmです。



入口横壁面の作品です。
「04」で45.5×159cmです。

 

〈作家コメント〉
川のように流れ、雲のように漂い、常に変化してゆく・・・
にもかかわらず変わったことに気づかない・・・
そんな心象風景的な抽象画をキャンバスにアクリル絵具を用いて描いています。


いつもの長坂さんの展示より、今回はギャラリーが広く見えます。
壁の白い部分が多くなって、スッキリとクッキリと作品が見えます。
キャンバスの数は8枚なので少ないわけでは無いのですが、2枚組、3枚組になっているのでそんな印象を受けます。
長坂さんがキャンバスを繋いで1点の絵画にするのは初めてなので、(特に珍しい方法ではないのですが)新鮮に見えます。

新鮮なのは色彩についても言えます。
特に正面壁面の作品の緑は鮮やかです。
この緑で思い出すのは、地球の歴史です。
地球は何度となく生物の絶滅の危機がありましたが、今の哺乳類、人類の基となったのは海の植物です。
海面近くまで延びた植物の長い年月による光合成で、地上に酸素を獲得し、人類の祖先も陸に上がったと聞いています。
その植物の緑が描かれたわけではないと思いますが、そんな想像を喚起させる美しい画面です。

人はなぜ風景を描くとかと言えば、そこに風景画あるからではなく、風景に自己の出自を見つけるからです。
風景画に海景が多いのは、人のDNAにそこ(海)が生まれた場所だと刻まれているからかもしれません。
涯がないように見える海の風景は、永遠に憧れる人の習性かもしれません。
常に寄せては引く波は、自然の繰り返すリズムの象徴でしょうか。
海のないところで生まれたわたしが初めて海を見た時、そんなことも考えずに、だたただ見とれていただけでしたが。

ご高覧よろしくお願い致します。


作品リスト

2003年藍画廊個展
2004年藍画廊個展
2007年藍画廊個展
2009年藍画廊個展
2011年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2019年藍画廊個展
2021年藍画廊個展

会期

2023年11月6
日(月)ー11月11日(土)
11:30ー19:00(最終日は18:00まで)

会場案内