藍 画 廊

小山茂勢展
KOYAMA Shigeori



小山茂勢展
の展示風景です。



各壁面の展示をご覧下さい。



画廊入口から見て、左側の壁面です。



正面の壁面です。



右側の壁面です。



入口横の壁面です。

以上の15点で小山茂勢展は構成されています。
作品の詳細をご覧下さい。



左壁面、左端、左から2番目の作品です。
左はタイトル「無題 」(キャンバス、アクリル)でサイズ703×610mm、
右は「無題」(キャンバス、アクリル)で980×1170mmです。



左壁面、左から3番目、右端の作品です。
左は「無題」(キャンバス、アクリル)で660×700mm、
右は「無題」(キャンバス、アクリル)で950×1300mmです。



正面壁面、左端の作品です。
「無題 」(キャンバス、アクリル)で1370×1400mmです。




正面壁面、右端の作品です。
「無題」(キャンバス、アクリル)で860×1100mmです。


 

右壁面、右端、右から2番目の作品です。
左は「無題」(キャンバス、アクリル)で 1100×930mm、
右は「無題」(キャンバス、アクリル)で 1100×840mmです。



右壁面、左から3番目、4番目、5番目の作品です。
左は「無題」(百均粘土、針金、アミ)で500×500mm、
中央は「無題」(百均粘土、針金、アミ)で200×400mm、
右は「無題」(百均粘土、針金、アミ)で340×450mmです。



右壁面、右端の作品です。
「無題」(キャンバス、アクリル)で 880×700mmです。



入口横壁面、左端、中央の作品です。
左は「無題」(キャンバス、アクリル)で 730×910mm、
右は「無題」(百均粘土、針金、アミ、アクリル、プラモデルのバリ )で430×480mmです。



入口横壁面、右端の作品です。
「無題」(キャンバス、アクリル)で 1150×1080mmです。

 
<作家コメント>
絵の具になりたい。
コロナとか自分にもなんらかの影響があって時に闇に落ちそうになる時もあります。
(震災の時もありました。)
そんな時、絵を描きながらキャンバスの上で絵具が混ざりあって自分もその中に入っていったような気になります。
闇を忘れます。

近代以前には<孤独>はなかったそうです。
なぜなら制度と一体になっているので、<個>という概念が存在しなかったからです。
例えば<家>という制度があって、事あればその構成員が守ってくれたからです。
反対に、体制などの制度に触れるようなことがあれば、連帯責任として構成員全員に罪が及びます。
つまり運命共同体に属しているので、良くも悪くも<孤独>はなかったのです。

小山さんが作家コメントで触れた闇と孤独はどこかで繋がっているように思えます。
小山さんの毎年続けている藍画廊個展歴も今回で10回になりました。
そこで最初の2012年藍画廊個展を見てみました。
この当時は具象でしたが、いやはや闇と戦っていますね。
グニャグニャになりながら、単身で戦っています。
孤軍奮闘です。

そこで今回、抽象+半立体+立体に形式こそ変わりましたが、やはり戦ってます。
昨今はストリートアートが持て囃されていますが、本当に戦っているのは少数で、多くは流行に乗っかった戦略(ファッション)です。
つまり孤独と向き合っていない、起業家として成功を夢見ているだけです。
しかし、小山さんはファイターです。
ファイティングブルです。
不用になったキャンバスや木枠を解体し、力まかせに再構成しています。
イメージが、イリュージョンが物質になり、その塊の混沌を壁にぶつけています。
それは孤独との戦いのドキュメントであり、近代以降の<美術>の目指す本道の一つなのです。

ご高覧よろしくお願い致します。

作品配置図

2012年藍画廊個展
2013年藍画廊個展
2014年藍画廊個展
2015年藍画廊個展
2016年藍画廊個展
2017年藍画廊個展
2018年藍画廊個展
2019年藍画廊個展
2020年藍画廊個展

 

会期

2021年9月20
日(月)ー25日(土)
11:30ー19:00(最終日18:00)

会場案内